そのカギ本当に大丈夫ですか?ピッキングに遭わないためには?

ご近所を散歩していたら、とある家に警察の車が来ていたことがあった。野次馬に紛れて聞き耳を立てていると、何でも空き巣被害に遭ったそうで数百万円の被害にあったとの話が聞こえてきた。数百万円なんてうちの財産をかき集めたって集まらない額だ。見たところ昔からある家のように見えたので、きっとその空き巣もこの家なら財産があると踏んだに違いない。さらに聞き耳を立てていると、ピッキングがどうのこうのと聞こえてきた。窓からの侵入が一番多いそうだけど、ピッキングもそれに次ぐくらいの多さらしく、同じ犯人なら犯行手口もきっと似ているそうなので、特にピッキングには注意した方がよさそうだ。我が家もその家から歩いて5分とかからない位置にあるからとても他人事とは思えない。この家に比べたら取れるものは少ないけれど、それでも他人に侵入されてしまうなんて気持ち悪いので、やはり用心するにこしたことはないだろう。

もし我が家が何かの拍子に同じ犯人に付け狙われてしまったら。手元にあるカギを眺めてみる。本当にこのカギで大丈夫だろうか。ピッキングに遭わないためにはどうしたらいいのだろうか。

調べてみたら日本で使用されているカギのうち、70%がピッキングに弱いカギなんだそうだ。もちろん我が家のカギもそれに該当していた。つまり、ピッキングのプロにかかってしまえば、我が家のカギなんて数分、いや数秒で開けられてしまうということだ。これでは何のための施錠かわかったものではない。一番確実な方法は、ピッキングに強いディンプルキーというものに錠前ごと交換し、さらに補助錠をつけるというものだが、これだと費用が結構掛かってしまうらしいので、今あるキーに補助錠をつけるだけでもだいぶ効果があるそうだ。

何かあって後悔することになるよりも、例え無駄になったとしても防犯対策を何重にもするほうがいい。まずは何よりも、補助錠をつけることだ。